下関中央工業高校 土木科
土木コース
本科の努力目標
 
1. 土木技術の基礎的事項の習得に重点を置くとともに、新技術にも対応した実習を通じて、土木技術者としての必要な資質の向上を図る。
2. 設計・施工・管理などの業務に従事するための知識・技能・態度を習得させる。
 
本科の実習
 
1. 測量(工業技術基礎・実習)
(トランシット、水準、トータルステーション、平板、路線の各測量)
 基本的な測量に加え、新しい器械を使った測量も行います。トータルステーションという器械を使った測量ではコンピュータなどを使って速くて、きれいで正確な図面ができあがります。
 
 
 
 
 
トータルステーション(CAD)       
 
 
 
 
 
2. 基礎・地業
(丁ばり・杭打ち)
 土木工事で土を削ったり、うめたりするときの施工位置を板張りで設置し、それにしたがって実際に工事していきます。杭打ちは丁ばりをするための準備です。
 
3. 水理実験
(せき・ゲートの水流実験その他)
 水理実験は水が1秒間にどのくらい流れているか測定したり、水面形がどうなっているかを確認したりします。流れはコンピュータを使って制御します。
 実習棟の新築に伴って搬入された土木科特別装置の目玉です。
 
4. 土質試験
(密度試験・粒度試験他)
 土の粒子が水と比べてどれくらい(何倍)重いか調べたり、グランドの土をふるいにかけて粒の大きさを調べたりします。粒の混ざり具合によってよく締め固まったり、水はけがよくなったり悪くなったりします。
 
5. CAD実習
(土木製図)
 製図の教科書に載っている土木構造物の図面をコンピュータの(CAD)ソフトを使って書きます。
 
6. 材料試験
(コンクリートの圧縮、鉄筋の引張、密度)
 セメントや砂利、砂を使って小さな円柱(テストピース)を作ります。それが固まったら上から大きな力を加えてわざと壊します。加える力が大きいほど丈夫なコンクリートです。また、鉄筋を引っ張ってちぎります。ちぎれるときの力を鉄筋の引張強度といいます。
 
7.  上記の他、土木工事現場の見学、土木構造物などの模型製作、資格試験の勉強も行っています。
 
 
 
 
現場見学(関門橋主塔にて)      
 
 
 
 
 
 
 
本科において取得可能な資格
 
1. 2級土木施工管理技術検定試験
2. 測量士補
3. 小型車両系建設機械特別教育
4. 建設業経理事務士他
 
本科生徒の就職先
 
1. 県内・県外建設会社
2. 公務員(下関市他)
 
 
本科生徒の活動内容
 
1. 測量技術競技大会(中国大会)、高校生ものづくりコンテスト測量部門
平成20年度水準測量の部優勝他入賞多数
写真:平成24年度ものづくりコンテスト中国大会
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2. 平成24年度 建設業協会主催イメージアップポスター最優秀賞作品